
モラルハラスメントとは。
「精神的な嫌がらせ」「精神的暴力」「精神的虐待」のことを「モラルハラスメント」といいます。モラルハラスメントの特徴。
モラルハラスメントは、学校、家庭、職場など、外部には見えづらいところで行われ、言葉や、態度、無言(無視)などの精神的・威圧的な圧力によって、相手の人格や尊厳を傷つけ陰湿な行為を繰り返し、相手に精神的な暴力を与えます。子ども達のイジメ問題をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。モラルハラスメントと離婚問題。
モラルハラスメントをする夫や妻に離婚の話をしても、相手は上位意識が強いためなかなか応じてくれない場合があります。協議離婚に応じてもらえなければ、調停、審判、裁判での離婚を考えなければなりませんが、モラルハラスメントは「精神的暴力」という性質上、肉体的な暴力と違い証拠が残りづらいという特徴があります。モラルハラスメントは、身体にアザや傷ができたり、コブができたり、骨折したりという、第三者の目に見える形になることが少ないので、第三者に対する証明が非常に難しいという現状があるため、日記を書いたり、心療内科等へ行った場合には診断書を貰うなど、できるだけ証拠を多く残すことが大切といえるでしょう。