住宅ローンが残っている不動産の財産分与で妻から半分請求されています。応じる必要はある?

住宅ローンが残っている不動産の財産分与で妻から半分請求されています。応じる必要はある?

性格や価値観が合わず、妻と離婚することになりました。

妻から財産分与として、財産の半分を要求されているのですが、必ず半々に分けないとけないでしょうか?

妻ともめている財産は、住宅ローンが20年(約2000万円)残っている私名義の住宅です。

住宅の購入資金として出した頭金の800万円は私が結婚前に貯めていた預金から出しましたし、ローンも2000万円残っています。

現在ある預金を妻に半分持っていかれることもおかしいと思いますが、いかがでしょうか?

不動産の財産分与は難しい

確かに、結婚してから購入した住宅や預貯金は、基本的に半分に分ける方がいいと思います。しかし、私の経験から住宅ローンが残っている不動産の場合、半分に分けるというケースの方が少ないような気がします。

不動産や借金(住宅ローン)を半分に分けることは現実的にはかなり難しいからです。

住宅ローンが残っている不動産を財産分与する方法は、

①不動産を売却して、売却したお金を残りの住宅ローンに充てる。

②名義人の夫がそのままもらい、住宅ローンも夫が支払っていく。

③妻がもらい、住宅ローンは妻に名義変更する。

④妻がもらい、住宅ローンは夫が支払う。

⑤その他


①が1番すっきりする方法だと思いますが、売却してマイナスになった場合を考えると、躊躇されると思います。

また、不動産は簡単に買えるものではありませんので、売却はもったいないような気がします。

②は、奥さんが反対するかもしれませんし、③は、奥さんが住宅ローンの審査に通らないと難しいですし、④は、もちろん夫の立場からすると賛成できないと思います。

⑤のその他には、不動産と住宅ローンの名義は変えずに、奥さんと子どもたちが住み続け、ご主人は住宅ローンを払う代わりに養育費などはすべて奥さんが負担したりしたという事例があります。

あなたの場合、頭金の800万円は結婚前に貯めたお金から出しているので、多少多く財産を分けてもらうことができるはずです。

不動産や借金の財産分与は工夫が必要なので、私があげた事例を参考にゆっくり考えながら、お互いの落としどころを探ってみてはどうでしょうか。

夫婦が合意すれば、半分に分ける必要はありませんので、時間をかけて話し合ってみましょう。

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