夫と別居をし離婚調停中です。生活に必要な日用品の請求はできますか?

夫と別居をし離婚調停中です。生活に必要な日用品の請求はできますか?

私は、度重なる夫からの暴言と生活費をわたさない夫と一緒にいるのが辛くて、子どもを連れて家を出ました。

現在離婚調停中です。

着の身着のまま家を出たため、衣類や日用品などを持って出ることができませんでした。

夫に衣類や日用品など生活に必要なものを引き渡すよう請求したいのですが、可能でしょうか?

夫婦はお互いに助け合う義務があります

夫婦は互いに助け合って、同じレベルで生活しなければならないという、「夫婦の扶助義務」という規定が民法という法律にあります。

あなたは、ご主人の暴言に耐えられず急いで家を出たわけですし、ご主人は生活費も渡さず、その上、暴言を繰り返していたということは、ご主人の方に責任があると思います。

あなたに非があるわけではないようなので、もちろん、生活するのに必要な日用品などの請求は、当然できます。

夫婦で話し合って決められたらいいのですが、難しいかと思いますので、今やっている離婚調停の中で調停委員に話しをしてもらった方がいいでしょう。

ただ、離婚調停では決めることが難しい場合があるので、そのときは、別の調停や審判を申立てて、決定することになるかもしれません。


審判前の保全処分

もしご主人が、引き渡さない場合は、家庭裁判所の審判など(決定)によって、強制執行(裁判所が強制的に取り上げてくれる)もできます。

そのほか、審判前の保全処分というのもあります。

審判前の保全処分は、家庭裁判所の決定を待っていては時間がない場合などに申立てをして、生活に必要な衣類や日用品、その他の財産などを安全に確保することができる制度なんですね。

ただ、この審判前の保全処分というのは、強制力がないので、実際には効果があるか疑問です。

家庭裁判所の保全処分に従わないときは、10万円以下の過料(反則金みたいなものです)を払わされてしまうので、素直に従うかもしれません。

まずは今の調停の中で調停委員に話してみることが、早く解決できる方法だと思います。