日本のシングルマザーはどれぐらいいるか知ってますか?

日本のシングルマザーの世帯数
私たちの住む日本にシングルマザーとして、仕事に子育てに日々がんばっている女性がどのくらいいるか、あなたはご存じですか?2010 年の総務省の調査によると、「シングル・マザー」の総数は、108 万2 千人もいたそうです。
このうち、母と子どもたちだけの母子世帯が75万6千人で、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、親戚などと一緒に暮らしているシングルマザーは、32万6千人となっています。
シングルマザー全員のうち、母と子どもたちだけで生活している家庭が約7割で、祖父母や兄弟、親戚などと生活している家庭が約3割ということになります。
シングルマザーになった主な理由
シングルマザーになった理由は、離婚が約80%で圧倒的に多く、次に未婚が12%、死別が7%程度となっていて、離婚が理由となってシングルマザーになった女性が約8割もいました。ちなにみ、108万人という数は、私の住む沖縄県民130万人と同じくらいの数です。
日本のシングルマザーの家族を集めたら、沖縄県と同じくらいの県が1つできてしまうということになります。
これだけ多くのシングルマザーの女性がいるのに、今の日本は景気回復第一主義で、母子家庭の支援、子どもへの支援、認可保育園の整備など、シングルマザーへの支援・子育て支援の政策が不十分に思えます。
子どもは私たちの宝。世界の宝です。
もちろん、シングルマザーのみなさんも、生活をしていくために資格を取ったり、スキルを身につけるなどすることは必要かもしれません。しかし、現実的には子育てで精一杯だったり、資格を取っても子どもが小さいために就職できなかったり、中には病気や障害をもった子どもを抱え仕事すらできないお母さんもいます。
国がシングルマザーをしっかり支援することで、シングルマザーが安定的な仕事につき、経済的困窮から開放され、母親と子どもたちの触れ合う時間・過ごす時間が多くなるはずです。
母親と過ごす時間が増えることで、子どもはさびしさから開放され心は安定し、より健やかに育っていくことができるのではないでしょうか。
日本の政治家、官僚のみなさんには、1日も早くシングルマザー・シングルファザーの支援制度をしっかりつくってほしいと思います。