離婚裁判を使って交渉するテクニック

離婚裁判を使って交渉するテクニック
離婚協議中や離婚調停の際に、「あなたが離婚に応じないなら裁判します」「親権を譲らないなら裁判します」などと、

本当は裁判をする気なんかないのに、相手が譲歩すること、応じてくれることを狙って、ある意味脅しのように「裁判」を連発する人がいます。


「離婚に応じないなら裁判するよ」は交渉のテクニック?

離婚の話し合いの中で、何度も「裁判するぞ」って言われたら・・・。

調停という場で「旦那さんは裁判するようです」と調停委員から聞かされたら・・・。

気の弱い人やお金のない人なら、裁判になったらどうしようと思い心配になるのは当然だと思います。

心理的な圧力をかけるという意味では、相手によって、また使い方によって、「裁判するぞ」はかなり効果があるかもしれません。

また、相手に対して私は本気なんですよ!

という強いメッセージを伝える効果もあるでしょう。

離婚調停中であれば、「裁判する時間もお金もないし、仕方がないけどもういいや」ってなるのも人の心理としては理解できるような気もしますね。


裁判はそう簡単にできない

「裁判を連発する人」でも、そう簡単に裁判はできません。

そもそも離婚で裁判になるのは、100組の夫婦のうちたった1組です。

パーセントで表現すると日本の離婚の1%程度なんですね。

離婚裁判をするとなると、弁護士費用で着手金が40万円くらいと、相手が遠方なら交通費や宿泊費や日当など。

場合によっては仕事を休んで弁護士さんと打ち合わせ。

証拠集めや陳述書をつくるために仕事も手につかない。

勝つか負けるか心配で精神的にもけっこうきつい。

そんな現実を知ったら、子どもの親権を、なんとしてでも取りたい人や何がなんでも離婚したい人など、話し合いや調停ではまったく解決できる見通しが立たなくて、本当に困っている人や、目標がはっきりしている人以外の人は、裁判まではしないのです。


最初から裁判と言っている人は裁判しない。

話し合いの段階から「裁判」を連発する人に限って、調停すら自分から申し立てようとしない人もいます。

調停で話し合いがまとまらずに、不成立にならないと裁判はできないわけですから、そもそも裁判をするなんて本気で言ってないんですよね。


裁判になる人は、調停が終わるまで時間がかかっている

最終的に離婚裁判になった人たちは、ほとんどの方が協議と離婚調停に時間がかかっているケースが多く、自分たちだけではどうにもできなくなって、また感情的な争いやお互いの家族を巻き込んでしまったり、収拾がつかなくなったりして、裁判に発展しているケースが多いのです。

じゃないと、お金も時間もかかる裁判なんて、普通は誰もしないですよね。

本当に仕方ないから、ある意味追い詰められてしまって、悩んだ末に、裁判をやるわけなんです。


最後に

「裁判」という言葉を使って、心理的に圧力をかけて自分の思い通りに離婚を進めようとすることについて、決して私は反対しませんが、使うタイミング、使う場所、使い方を間違うと、相手を怒らせてしまったり、逆に見くびられたりすることがあるので、使うときは、裁判がどんなものなのかきちんと調べること大切です。

そして、本気で裁判をするつもりのときに「裁判」という言葉を使った方が一番効果があり、相手に対しても離婚に対する強い意志が伝わるのではないでしょうか。

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