不倫相手に慰謝料を請求させない方法とは。公正証書に書ける?

不倫相手に慰謝料を請求させない方法とは。公正証書に書ける?
こんにちは、平良です。


先日、ご自身の不倫が原因で離婚をすることになった男性から、「男性の不倫相手に慰謝料を請求しないという約束で慰謝料350万円と、子どもの養育費として大学を卒業するまで毎月5万円を、支払うことになりました。

これから公正証書にする予定ですが、約束したとはいえ、妻は感情的になると相手の女性に慰謝料を請求するのではないかと心配しています。

公正証書の中に、不倫相手に対して慰謝料を請求しない約束を入れることは可能でしょうか?」という質問を受けました。


不倫相手に慰謝料を請求しないという約束はできるでしょうか

結論からいうと、この場合、不倫相手に慰謝料を請求しないという約束は法律上問題なくできますし、公正証書にも入れることは可能です。

不倫(法律では「不貞行為」といいます」)は、夫と不倫相手の女性が共同で、妻に対して損害を与えたと法律的には解釈され、専門用語では「共同不法行為」といいます。


不倫の慰謝料はどちらに請求してもいい

共同不法行為の損害賠償(慰謝料)は、夫と不倫相手の女性の妻に対する共同不法行為なので、妻は2人に対して別々に慰謝料を請求することができますし、どちらか一方にだけ請求することもできます。

ですから、夫と妻が不倫相手の女性に対して慰謝料の請求をしない約束をした上で、慰謝料を妻に支払ったことはまったく問題ありませんし、もちろん公正証書に相手の女性に慰謝料を請求しない旨の条文を入れ約束することは可能です。


公正証書に入れる方法

公正証書に入れなくても、離婚協議書や念書というカタチで残しておいても効力はありますが、公正証書に入れる場合は、次のような表現で記載します。

第8条

乙は甲に対し、甲の不貞行為の相手方(沖縄花子)に対して、損害賠償請求等、如何なる請求もしなことを確約する。

不倫相手の名前を入れずに記載することもできますが、確たる証拠として残すためにも名前は入れておいた方が良いでしょう。

また不倫のケースによって条文の書き方が違ってきますので、ご夫婦の事情に応じて表現を考えたり、公証人役場と相談してみることが大切です。


慰謝料の時効は離婚から3年ありますので、離婚後のトラブルを防止するためにも、夫婦で約束したことはしっかり公正証書など書面に残しておくことが大切ですね。

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